’00・4・1
ホスピスの最終課題は、死に対する不安、これを取り除いてあげること、死にゆく人の一番の不安は死んでどうなるのか。それが解らぬこと。
死ねばまったく自分は無となるのか、それとも生命は永遠といわれているように死んでも魂は生き、又、生まれても来るのだろうかと、悩み、迷い、不安に陥いっておいでのことでしょう。 そしてどちらかというと無となるのは恐怖であり、生命は永遠であることを希う、信じたいもの。
そして、ホスピスはその信じたい思いをケアーしたい。あの世はある事、生命は永遠なる事、転生輪廻はある事、又、神さまは実在なさる事等を信じて心安らかになられるようケアーしたい。そしてその方向でケアーもしている、がされど、それは確かなことではなく、不安が残り、又、揺れ動き、それはパーフェクトな介護とは言い難かったわけですが、されど、その解決を為せるものに
「自力的幽体離脱」、これがあります。
自力的幽体離脱とは、自からの意志により、その為の方程式を用い肉体から魂を抜けさせ、あの世ともいわれる世界を探訪することで、この体験により確信することが出来ます。
自分でも信じることでしかなかった事柄を自から体験することで確信出来、それが力となります。その体験通した真実は断固そのことが言え、そしてその揺るぎない言葉の力が、信じ切れない人をも信じ切れる方向へ導くことが出来ます。
で又、信じ切れない人には、そのやり方を教えて差し上げればよいわけで、何しろ自分がその体験を持つことは、とても役立つわけです。
では、そのとても役立つ幽体離脱、これはどのようにして行うのか、私がかつて行い成功した方法を3つ、御紹介いたしましょう。
自力的幽体離脱 アストラル・トリップの仕方
◎まず祈る。
全てが平安であることに心より感謝申し上げます。
そして、このアストラル・トリップが健やかに成功しますよう、
御援助下さいませ、御援助下さいまして、
誠にありがとうございました。(根源の神、神々に)
ありがとうございました。
ありがとうございました。
おめでとうございます。(自分に)
おめでとうございます。
おめでとうございます。
方法(1)
大切なアストラル・トリップの感覚
1)まず、上向きに寝る。頭はどちら向きでもかまわないが、北向きにすると地磁気を利用してできるので、さらに容易になる。
又上弦の月(新月から満月まで)の時期は、月の磁気エネルギーの助けもある。
2)ひざを立てて、足で三角を作る。眼を閉じて眠気を催させる。
しかし、すっかり眠ってしまってはいけない。こうした条件を楽に作る為には、初めのうちはこれから寝ようとするときに行うのがよい。
3)そして次のようなマントラを唱える。何度もくり返す。
ファー ラー オーン
4)雑念が入るのを防ぐ為、大きなピラミッドを自分の身体の上に想像する。
そうすると、いろいろなことが起こる可能性がある。
例えば、ジェット機のようなツーンと細く高い金属音が聞こえたり、
身体の一部にかゆみというか、くすぐったいような感じを覚えるときもある。
これは身体の振動数が変わっていくからであり、アストラル体が肉体から離れはじめているからでもある。
だからまちがっても、ボリボリ掻いたりしてはいけない。掻くことによって、アストラル体は再び肉体に戻ってしまい、最初から全てをやり直さなければならなくなる。
又、風船のように大きく大きくふくれる感じがあるかもしれない。
又は、まったく何も感じないのに、自分の肉体から離れているもう一人の自分を見たりする。
5)さてここでアストラル・プロジェクションを成功に導くために重要なのは、半分眠っていながら、このようなきざしを感じた時、ふとんなりベッドから起きあがることである。
しかも、目を覚まさずに、である。
6)ここで“起き上がる”というのは、本当に起き上がることをさす。
起き上がると考えることではなく、物理的に行動することである。
7)そのようにして起き上がってみると、あなたはすでに空中に浮いていたり、又起き上がった自分の側に横たわっている自分の肉体を見たりする。
8)こうした肉体からのアストラル体の離脱は、まったく自然に起こることであり、私たちがしなければならないのは、起き上がること、それだけである。
9)ポイントは、起き上がるその瞬間をのがさないことだ。
方法 (2)
五つの体を次々に脱いでいく
1)まず上向きに寝て、充分リラックスする。
どこにも力を入れずにエネルギーを自由に流したら、三回深呼吸する。
その時、空気が肺だけでなく、足先から頭まで体中にしみわたることを感じ、自分自身に向かってゆっくりと次のように言う。
この肉体は私ではない
そうして、この皮膚の色の肉体の足先から頭までを、徐々に、肉の衣を脱ぐように思い浮かべていく。
充分に集中し、ありありとその様子を見ることが必要である。
2)次に、
この生命体は私ではない
と自分に言い聞かせながら、同様に黄色に輝く生命体を、足先から頭まで徐々に脱いでいく。
3)次に、
このアストラル体は私ではない
と自分に言って、白く輝くアストラル体を前と同じように脱いでいく。
4)次に、
このメンタル体は私ではない
と言って、青く光り輝くメンタル体を脱ぎ、
次に、
このコザール体は私ではない
と言って、緑色に輝くコザール体を脱いでいく。
5)最後に
私は魂の本質、私は彼である
と自分に言う。
ここまでを充分に集中して実行してくると、体にバイブレーションや耳なりのような音、またはくすぐったい感じなどが生じるだろう。
こうして完全なリラックスの状態を保ちながら、眠るでもなく、かといって目を覚ますでもない微妙な半覚醒の瞬間に、起きあがり、空中に浮くつもりでジャンプするのである。
もし、空中に浮かずに地上に落ちてしまう…。
すなわち肉体とアストラル体の分離ができなかったら、あきらめずにもう一度、最初から充分集中してこの方法をくり返す。
しかし、つねに同じ方法を使って機械的にくり返すのでは何の効果もないので、他の方法と組み合わせて訓練を続ける。
重要なのは、つねに意識をもって、成功の日まで決して失望せずに根気よく練習することである。そうすれば、ある日、はたと気づくと、時空を超越した四次元に浸透している自分を自覚するだろう。
又、目的を明確にする。何の目的を持って行くのかをはっきりさせる。
例えば、学びに行くのか、見学に行くのか、等、目的を明確にし、その為の高次の存在に来て頂く、マントラを覚え、あちらの世界でそれを唱え来て頂き、その存在と共に見学をし、または学びをするとよい。
来て頂くマントラ、
アンティーヤー ダー ウナ サスタッサ
又は、“高次の存在来て下さい” と祈る。
方法(3)
夢の中でこれは夢だと気づく
夢は魂が心の世界、つまりあの世に行っていることなので夢の中で“これは夢だ”と気づけばそのままあの世を探訪出来る。
1)夢の中で夢だと気づくには眠る前につよく意志する。
“夢の中で夢だと気づくぞ”、とつよく意志して眠る。さすれば夢の中で夢だと気
づきます。
2)そして皮膚を引っ張る、するといくらでも伸びる、それは魂、目に見えない意識エネルギーであるゆえにいくら
でも伸び、又つねってみる、すると痛くない、それはエネルギーであるゆえに痛くなく、
そうした上で行きたいところにゆく。祈りをし、高次の存在に来て貰い共にゆくと
安心である。
そして、終えた後に、
◎ふたたび祈る
根源の神さま、神々さま
お導き下さいまして、
誠にありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
深い感謝と共に終了。
尚、この実験に対して、やり方等、より詳しいことをお聞きになりたい方は、御遠慮なく連絡下さい。体験を元に詳しくコーチさせて頂きます。
(株)徳間書店発刊 ミゲル・ネリ薯
「アストラル・トリップ」より一部引用させて頂きました。