POP GOES ART! VOL.20


CONTENTS


KITTY CRAFT INTERVIEW

YO-YO-A-GO-GO! 99 REPO

THE CRABS LIVE REPO

MOGWAI LIVE REPO

THE FLAMING LIPS LIVE REPO

ENDERLING RECORDS INTERVIEW

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ボーナストラック・ボツネタ集


キティクラフト・インタビュー

キンダーコアのキュートブレイクビーツポップ キティクラフト・パメラさんへインタビュー

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YO YO-A-GO GO 99 レポート

Kレーベルの本拠地、オリンピアでのポップフェスの様子です

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特集:「THE CRABS」

 「変わらないものってあるのかしら?時間に勝てる方法ってないのかしら?」

 僕の大好きな、大好きな短編漫画の中の台詞(それには「彗星物語」という素敵なタイトルがついている)の中の台詞を思い出す。76年という周期で一度だけ接近し、そしてキスもできないまま別れていく。

「ぼくはまた彼女に会えるのだろうか?分からないなあ。」

 crabsが奏でる音楽は、小さくて、強くて、自然で、楽しくて、最高です。C.T.Bの池田さんが、「失恋の時に聴くといいですよ、私はすでに経験済み」などと強がって切ない事を書いていたけど、音楽ってね、crabsっても、なんて弱者に対して優しいのだろうと感動する、それは、僕やこれを読んでいるあなたもそうだと思うけど、Kレーベルの姿勢自体にもあてはまる事だと思うけどね、そこがいいんだよなあ。

 元気のない人は元気を出して、恋してる人はもっと恋に燃えて、社会に対して怒ってる人も応援して、みんなにちょっとづつ挨拶して、ちょっとふれあったりして別れたりして、こんにちは、ごきげんよう、それでもぼくらは闘っているのだ、相手は誰だかわからないけど。気持ちの悪い人達と、楽しい事をつまんなくしちゃう人達と。それも、音楽→音を楽しむ、という事の要素なんだよ。

 音楽的に言えば、crabsは、ギターとドラムとオルガンとコーラスという最小限の音で成り立っている、だからどうだ、だからなんなんだよ、うお〜っ、ていう程はまってて、自然でかっこいい、楽器とか声とかも大事だけど、やっぱ、それを演奏する人の「人柄と愛とソウル」が魂を直撃する、僕がハマる要素もそこにある。川が始まる様に、ピュアな想いの結晶が滴となり、それが集まり流れとなる、流れは氾濫したり澱んだり濁ったりしながら、時には洪水となって全てをぬぐいさってしまうかもしれない、しかし、いつか川は静かに流れ、魚が跳ね、水面に波紋が広がる、やがて流れは海へと向う…そうだ、それでいい。そんなバンドの流れ、それは普遍的な生命の流れだ、本当に素晴しい音楽はそんな強いものだ。だからcrabsの音楽は100年前に聴いても、100年後に聴いても絶対に変わらない、そんなものって、あるんだね、それだけで僕は嬉しい、crabsと出会って、crabsの音楽を聴けて、crabsのアルバムを買えて、僕は僕を少しだけ好きになれる、「ありがとう」、などと少し照れて言いたい。

「変わらないものってあるのかしら?時間に勝てる方法ってないのかしら?」

「ほんとになんだろう…、でもきっとあるよ。」

少年は口に出さないでそう思った、少年はやがて恋をして、墜落し、青い朝を横切って旅立ち、そして大人になった、大人になった少年はわかったんだ

「変わらないものってあるんだよ!時間に勝つ方法を見つけたよ!」

だけどそれを告げるべき少女はもういない、少年は、また少女に会えるのだろうか?(しおみ)


「ザ・クラブス」

 クラブスの3人がステージに登場、ピョピピピピって、あのキーボードの音が鳴って、ああ、本当にクラブスが僕の前にいるのだなど実感、

「キテクレテアリガトウ」

とおなじみ(?)のMCでライブスタート、ドラムレスでリサさんがボーカルをとる編成で始まる、音が鳴った瞬間になんかもう安心してしまう、リサさん「N−16Tシャツ」を着てて、それ見て、「N−16Tシャツ」が喉から手が出る程欲しくなった

かわいいぃ、

彼女にプレゼントしたいぃ

でも彼女いないんで無理か…。

ジョンさんがボーカルをとる編成に戻ると、もうクラブス節真骨頂!「クラッシック・クラブス」なんてもう英語知らないけど、もう一緒に歌ってしまう、とにかく歌いたくなったんだからいいじゃん、歌わせろ、いや、歌う!そうそう、件の酔っ払った連中は最初あたりまでは元気よかったけど、途中から泥酔して寝てしまってる、ほらね、僕の勝ちさザマアミロさ、音楽を甘くみてるからだよ、クラブスの音には生命力がある、孤独と愛が闘ってるんだ、タマシイがこもってるんだ、でも楽しく聞けちゃうんだ、それが必要ない人達には本当に必要ないけど、ぼくらには必要さ、元気でるもん、こうやって大人になって行くんだもん。いやあ、なんだか楽しくなって来た、見てるとC.T.B.の池田さんも踊ってる、N−16も踊ってる、楽しそう、いや、楽しい!無理やり盛り上がるんじゃなくて、本当に、心から自然に楽しくなる、そうか、音楽ってコレだったんだ、などと再認識し一人で、ニコニコ、チッキショー好きだ、好きだ、好きだ(誰かはナイショなのさ)!もっとも爆発したのは「フリックス・オブ・ゴールド」、歌いだしの♪I TOLED YOU YESTERDAY〜で

もう、ボフッ!

一人パチパチ拍手してしまう、楽しい事も死にたいくらい切ない夜も、差別なく聴かせてくれる姿勢に感動する、僕は人生をもっと真剣に生きたい!クラブスの歌を聴く度にそう思う、地球も青いが、ぼくらもまだまだ青い、そうだろ!アンコールの「シー・イズ・ア・タイタン」で涙ぐむお客さんもいて、よかった、よかった〜、本当の音楽って、人生がうまくいかなくて、必要な時に助けてくれる歌って、やっぱ、分かるよね、ねっ!

 ライブが終わってニッシーにポップ・ゴーズ・アート!を渡して帰ろうとすると、

「おーい、山田くんの友達」

と僕を呼ぶ、「自分の手で渡してみなさい」とニコニコ、「アニキ!」と心で叫びつつ、

挙動不振気味に話しかけてる

サラさんは、「サムプレコップがフェイバリットアーティスト」と答えてくれた、ジョンはクラブスバッジを3つもくれて、「エイリアンガールは、リサが曲を忘れちゃったんで出来なかったんだよ、リサ、お前クビだ!」などと言って笑、リサさんは「ビューティフルって日本語でどう言うの、U・TU・KU・SHI・I?」って手帳に書き込んでた、ドキドキしたけど、みんないい人だった、僕一人では逃げてたかもしれない、この時は本当に山田くんの存在をありがたいと思った、最後に「じゃ、帰ります」という事が英語で言えなくて困ってしまったが、ゴーホームとか適当な事を言って帰った、いい夜だった、あんないい夜は滅多にない、多分ずっと忘れない。(しおみ)


THE CRABS in 松本 1999.11.19 松本パンプキンヘッド

 一年ぷりの再会です。昨年の素晴らしい公演は今でも脳裏に焼き付いて、またあの素敵な人達と会えるなんて!こんなに早く会えるなんて!しかも、サラさんは正式にクラブスの一員となって!そして、今年もキルロックスターズの

ティナさん。

も。開場前

フラフラしてたら

いきなりリサさんが話しかけてきて、僕は日本語と岡山弁と関西弁が出来る程度なので、何いうてるかようわからん。とりあえずスマイル。多分去年も来ていたか間いてるみたいなんでとりあえずイエス。(あのバンドの事じやないよ)したらリサさん、

「マタアエテウレシイデス」

おお通じてるやん。んで、お互い名前を名乗りあって、握手。

ティナさんとも握手。

名乗る前に「ティナ」って僕から言った

見たら、喜んでくれたみたいで、嬉しかったなあ。んで、なぜかジョンはバッヂをくれた。ホンマに突然だったんで、うれしやら、ピックリやら。そうそう、ティナさんの雑貨屋キャッチ・オブ・ザ・デイもとっても素敵でしたよ。
さて開演。まずはスリーター・キニーを目指しているんだが、いまはパステルズしているP‐ヘヴィ。二度目のライヴだけど前回よりグルーヴがでてて、グッと腰がすわった感じ。ギターのリフは今回もいい感じやね。このままの感じで成長して欲しいと思う。
続いて、ミルク・エンジン。前回見たときはクリアで繊細なギターバンドと感じたんやけど、撤回!めちやめちや骨太になってます。繊細さは残しつつ分厚いサウンドで攻めてくるので、いわゆる”泣き”という感じか。途中のラフな演奏もカッコよかったっす。
次はムーン・レイス。浮遊感の漂うヴェルヴェッツ的サウンド。木来バンドのところギター二人の編成プラスMD。かなり気持ちいい。今度はバンドで見てみたい。イーダのカヴァーも披露。
続いてサラ・ドーハーの登場。一人で弾き語るその姿がとにかくかっこいい。歌声とギターのプレイも芯が強くて凍々しい。歌詞が知りたいところ。
いよいよザ・クラブスの登場。ホントに普通すぎるほど普通な人達の、いいひとロック。楽しげにギターをかきむしるジョンさんのパンクぷりが妙に可愛い。可愛いと言えぱリサさん。どたっん、ばったんとソフトなドラミング。新作はアップテンポの曲が少ないので聞かせる感じでステージは進む。サラさんのコーラスとキーボードがよくからむ。充分楽しいんやけどね、昨年が盛り上がりすぎたのかどうか分からないげど、客を思いっきりなごませる感じは今回は無しやった。こういう音楽に日頃まったく触れてない友人の一人も、そんな印象を持っていたみたい。まっいろんな事が相成ってライヴのノリとか決まるもんやからね。僕とかクラブス大好きやから、おもっいきり楽しませてもらいました。本人達もやや調子悪そうやったのも感じたけど。これが、初日というのもあったんかな。(トシ)

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モグワイ

991123心斎橋クアトロ

 モグワイってライブ凄いらしいね、へーえ、じゃ行ってみるかな〜みたいな軽い気持ちで見ました、ティーンエイジのブレンダンが加入したとか、デビッドフリードマンがプロデュースしたとかで、なんか僕の聴いてる音楽にリンクしてるぞって気になってたんだ、で会場。客入りは予想より少し多いくらい、「GREAT3」の片寄さんもいた、

「ベルセバよりモグワイ」

って言ってたもんな。ステージにはドラムが2つ、オルガンにムーグにサンプラーが段々になった様なキーボードブース、アンプがやたらいっぱいある、なんか暗めの照明がボヤ〜っと光る中メンバー登場、

きゃー!

かっこ悪いぞ!

ドラム以外全員短髪だし、ベースの人はアイリッシュなヒゲだし、ロックなイメージいっさいナシ、

なるほど彼らがポストロックと呼ばれる由縁が分かったぞ!

と一人勘違いに胸を熱くさせているとライブスタート、ブレイクビーツが流れてギター、ピアノが遠慮がちに近付いてきて一緒に歩き出す感じ、ボーカルがないけどなんか歌ってる気がする、聴かせるバンドだ、甘いメロも声もないけど、な〜んか聴きいってしまう不思議ちゃんバンド、で、思いっきり和んでキミの事を思い出したりしてたら、突然、

ガッガッガッガガ、ガッガッガガ

と轟音ギター、来た、来た、来たぁ!するとさらにそれを凌駕する焼け焦げた様なノイズが

ギジジジジジジ、ギャンギャン

ドラムも暴れまくってる、スッゲー!観客ももう口あんぐり、ナニ何が起こったの??なぜハテナの嵐!じゃないや、ノイ、ノイズの嵐!「ほお、茶柱じゃのう」とのほほんとしてたじいさんが、突如殺人鬼となって日本刀ふりまわしてジェノサイドって感じだ、「シリアルママ」もビックリ!

ギガガガガ、ドゴグガゴゴ

激音が激音に重なり、突然

「ゴンッ」

ってフライパンで頭を殴られた時の鈍い音も混じる、誰が何の音を流してるかさっぱり分らない、ただものすごい激情が彼らを突き動かしているとしか言えない、エモでくくられるのも納得、どう考えてもムチャなエモっぷりはエモ・ヤングチーム代表のモデストマウスと同位置にあると断言しよう。

何か溜まってるんだよ

それを吐き出さなくては、やってられない!そんな叫びにも似た演奏、ギターがジャリジャリギュンギュンソロらしき音を決めると、曲は

何もなかった様な涼しい顔で

元のメロディに戻る、そして静かに終わる。はあ〜、タメ息でるよ。でも全曲こんな感じだから凄い!フロントマンのステュアートはマイクスタンドにギターぶちあてて、ピーガッピーガッてやってチューニング狂って焦ってるのが笑った、笑ってたら姿がない、いつの間にかドラムを叩いてる、あ、ベースの人がギター弾いてる、メンバーの立ち位置変わりまくる、全員客に背を向けてアンプとの距離と格闘するのも普通ない姿だよな、最後はメンバー一人づつ、自分のアンプをフィードバックさせたまま去っていく、だもんで最後はフィードバックが別のアンプのフィードバックを拾ってさらにフィードバックさせ、つまりアンプ達による、無限のフィードバック大会開催中だ、誰もいないステージをみんな凝視し、アンプ達の演奏を聴いてはる、おかしな状況だよ、クレイジーだよ、ローディがアンプを「ったくうるせえなあ」といった顔で一つづつ消していく、アンコールは無かった、…もうマイッタね

雨の中、僕ならば肩すくめ帰るさベイビー。

しかし片寄さん、ショコラ連れてこなくて大正解でしたね。(しおみ)

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フレーミングリップス

991213心斎橋クアトロ

 フレーミングリップスの傑作アルバム「ソフトブレティン」は、「小沢健二」、「シーアンドケイク」と共に僕が旅する時に常に一緒だ、車窓からの田舎のつまらない風景なんかがとても美しく見えてしまう、魔法みたいな音楽、僕は大好きなんだ。

フレーミングリップスは、兄弟バンド、マーキュリーレブと共にアメリカの片田舎で歪んだノイズを垂れ流していた、去年、マーキュリーレブはケミカルとコラボレートした後、大傑作アルバムを発表しブレイク!ベースのフリードマンは、ウイーザーから、エルフパワーから、モグワイから、ナンバーガールから、プロデュースする全ての作品が傑作揃いという奇跡の仕事ぶり、リップス自体は4同時再生アルバム、ティムゲインらとの音響実験をへて、ついに、フリードマンと、「ソフトブレティン」を完成させた、その完成度の高さ、美しさ、今までの実験や、精神的な痛みが、全て「光」の中に集約されていく様な恍惚と至福の音世界、これは千年に一度のキス、もう止まらないです、俺は行くよ、ライブに行くよ、と思ってたら初来日!ワープ!加速装置!目指せクアトロ!

ヤバいくらい本気だぜ、本気と書いてマジと読む!

 会場にはスクリーンが用意され、ドラムセットはなく、キーボードブースと、アンプが2コ、中央にドラがド〜ンと配置され、プロジェクターではサイケなCGがSEに合わせてカラフルに変化している、7時ジャストにライブが始まる、メンバーが登場し、今回のライブのシステムについてちょい解説する、ま、僕には理解出来なかったけどワーッってなって、ウェインがドラを叩くスティックを天にかざすと、その部分がCGでイナズマ型に光ってドドトワワッゴゴッって音が鳴って、「スプーンフル・ウィズ・ア・トン」が始まる、物凄いかっちょよさ、僕がティーンエイジなら失禁してたかもしれない(でも大人なので我慢した)、会場ではコアなファンが紙吹雪やクラッカーを待ってましたとばかりに大噴出!曲が終わるとなぜかメンバーはいったんひっこむ、その間もクラッカー、パンパン、スパンコールはパラパラの大騒ぎ、メンバー帰ってきた、一安心、マイクにCCDカメラが付いてて、

ウェインの気色悪いアップが画面一杯になり

訳の分からない実験映像のコラージュ、に続いて、ホーキング博士のアップ?なぜ?と思ってたら、水爆のキノコ雲が光る映像とシンクロして「レース・フォー・ザ・プライズ」のあの、あの、あの、あの、あーの、イントロがあ!

ぎゃぁぁああああ!

もう大爆発、あんな美しいメロディと、こんな汚らしい、許さない、腐った映像を流すとは、大人ですよ、ウェインは歌いながら拳をつきだし必死にアピール、美しさ、そしてその五億倍以上もの怒り、許せないものがあるからこそ、俺は歌う、美しい歌を歌う!そうだ、それが当り前だ、誰もがそんな当り前な事を忘れ過ぎている、俺は絶対に人間を消し去る兵器を許さない、その為に俺が出来る事、俺は、俺は、俺は歌う!そんくらいのせっぱつまったものがなくてバンドと言えるかあ!本気の音楽を僕は聴いた。
どうやら彼等はビデオにベーシックトラックを入れて、それに合わせて演奏する形をとるみたい、ドラムがいないのはチト痛いが、これだけ映像とシンクロさせるには生演奏はやはりきついかも、同地点から出発しバンドのグルーヴに重心を置いたマーキューリーとまた対象的ではあるが、もともと実験映像のバックバンドから発展したリップスとしては正しい発展だと言える、日本でも似たような事をやってるユニットが東京という町に一人いるけど、俺は恥ずかしくてここで口に出す事も出来ない

(コがつく人です)

やっぱ本物は違うな。

 画面はいきなり「ビバリーヒルズ高校白書」実はこの番組でリップスはブレイクしたのだ、当時のクリップをバックに演奏、スティーブンは歪んだギターをくわえ煙草でプレイ、ウェインは拡声器で歪んだボーカルを披露、この人達が本物って言うのは、なんかかな〜り神経症入ってる歌詞と、それを克服した楽曲の美しさにあると思う、ウェインはおしゃべり人形をCCDにぶつけてアピール、そしてモンティパイソンの大傑作「バンデットQ」の映像がサンプリングされまくる、

ギョーワ、ガー、ガー!!!!

うっがー!!!

この曲はなに?????????

どのアルバムに入ってるの、ちょっとマジ、スゴ過ぎるよ、知ってる人教えて、この曲何?謎のまま発狂テンションのまま終わったけど、この曲はちよっと世界一ですよ、プチ来れますよ、その直後「オーバーザレインボー」のカバーもやったけど、あの曲凄すぎて吹き飛んでしまった、ごめん。

 続いて悲しい曲をと、「ウェイテング・フォー・スーパーマン」のクリップ、本を読みながら散歩してて、柱にぶつかって血まみれになったウェインを、スティーブンの息子がユダ(北斗の拳)の様に治療するというバッカ馬鹿しいストーリー、だけどなぜかグッとくるんだよな、ここで、ウェインが額に血ノリをつけてライブするというコンセプトも見えてくる。血まみれ姿に

「ウェイン大丈夫かぁ」

との声あり。

 ドラムはビデオでベース担当のマイケルが叩き、実際はスティーブンがビデオセット、ギター、キーボード、ペダルスティール、コーラス担当、忙しい。ウェインがボーカル、ギター、ドラ叩き。という編成。リップスのライブが普通のロックみたく宗教っぽくないのは、この本気汁と、どっか馬鹿馬鹿しい雰囲気があるせいではないか、最後の曲のクリップだって、口が飛んできてるだけなんだぜ、超低予算「マイク・ザ・ウイザード」みたいな世界、でも、フレーミングリップスって、「唇の形」だよ、日本語にしたら、それ思ったら笑えないよ、血のりをボッタボッタたらしながら絶唱するウェイン、誰かに似てるぞ、洋楽をちょっと知ってる人なら、「あ〜あ、あの80年代にいた、最近復活した、ホラ、シンプリーレッド!」

違うだろ!

なんてツッコミ入れそうで可笑しい、音痴でも魂入ってたら全然オッケー!ベース兼用心棒といった風情のマイケルも、最後には壇上に立ち紙吹雪きを無表情にまき散らす、かっこいいのか悪いのか分らない、このライブ、笑っていいのか泣いていいのかも分らない、馬鹿で本気な、美しい音と映像をみんなで体験できたという事が素晴らしいと思う。アンコール前に獣の様に叫ぶ若者もいた、僕はちょっと嬉しくなったよ、だってあなた、最近叫んだ事、ありますか?

 「ソフトブレティテン」って、いつの間にか撃たれて血が止まんなくて、それに気もつかなくて、ああ、このまま死ぬのか、悔しいなあ、って気分だと思う、そんなのはごめんだ、そうだろ!なら真剣に生きようぜ、君の愛する人を愛すべきだな、僕には恋人がいないけど、絶対に作ってやる!なんて、最後にやったクリスマスソングに救われた奴もいるぜきっと、一人でも、守るべき人が、たとえ遠くても、一生交わる事がなくても、そんな人がいたら、僕らの勝ちさ、わああああああああ、嬉しい、生まれて来て、生きてて、よかったあ、ありがとう。俺叫ぶよ、うああああああ!(しおみ)

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ENDERLING RECORDS INTERVIEW

カナダのインディレーベル ENDERLING RECORDSのインタビュー

とりあえず飛びましょう。

http://www.endearing.com

興味が出たら購入してから読みましょう。

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POP GOES ART! 2000.1月発行 POKET HONEY LABEL.CO


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ボーナストラック

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「80年代の「気分」を紐解く・大野安之」

 軽薄でプラスチック感覚溢れる「80年代」をキチンと追体験したい人は「THAT'S イズミコ」を読んでみると良いよ、今なら古本屋で全巻束になって800円くらいで売っている、再版されていないが比較的簡単に手に入る。ユウウツな70年代から解放され、日本人が一時的に世界の中で成金状態になっていく80年代前半から、「THAT'S イズミコ」は小池一夫センセイ率いる「劇画村塾」に連載された、「劇画村塾」は時代、時代を代表する優秀な作家を排出した漫画雑誌で、70年代から80年代の代表が、高橋留美子の「めぞん一刻」で、80年代後半からバブル末期までの代表が西村しのぶの「サードガール」といったところか、裏80年代を迷走した大傑作「極めてかもしだ」の山本直樹もここ出身だったりする、そんな中で、80年代直球ドまん中、ハートにジャストにストライクな80年代漫画こそ「THAT'S イズミコ」なのだ、かくゆう僕も高校生の時にこれにハマった、ハマるべくしてハマったのだ、当時、学校の近くにあったオタク第一次世代がたむろする凄い喫茶店「地球防衛軍」にて、これを見つけ、あまりに80年代なノリに狂喜し、単行本を全巻即買いし、とにかく読み倒した、80年代なノリとは何か、それはディテールである、物凄い壮大な物語を構想しつつも、実際見せるのはわずかな部分であったり、設定や時代背景を必要以上にこだわるあのノリである、ガンダムで、ジオン軍がガンダムの事を「白いやつ」と呼び、ホワイトベースの事を「木馬」と呼んだりするアレだ、「ブラッドタイプ、ブルー、使徒です。」などと言われてもなんの事かよくわからんがかっこよかったりするアレだ、一見輸入文化に併合されているようだが、実は西洋合理主義とは対局に位置するところがこの時代のブツの面白いところ。70年代のバタ臭い雰囲気を排除し、やたらポップアップされていく絵柄、一見軽薄で実はドライな人間描写、リスペクトに満ちたサンプリング、つまりはパロディ、なにが起きても「アリ」な演出、登場人物が全員死亡して宇宙を笑いながら飛んでいっても「アリ」なのだ、これこそがそれ以前の人も以降の人もなしえない、80年代ならではの空気というものだ。

 で、「イズミコ」である、ナゾの金持ちにして発明好きの女子大生「イズミコ」がアニメの「うる星やつら」をさらに加速させた様なスラップステックな大騒ぎを繰り広げるだけ、なのだが、このたまにSFやったりする時の設定のこだわり具合はもはやそれでけで一本別の漫画が描けるよ!漫画どころか小説書けるよ!と言ってしまいそう、しかもまる一冊分重〜い話を続けながら、そんな設定を惜しげも無く捨ててギャグで終わったりする、知識を吸収したがっている読者にエサをまくようなウンチクもまた魅力(三原順をオタクにした様な感じもする)、あとダイナミックな描写、そう絵が上手いのだ、後に史郎正宗がなしとげる作風を最初に始めたのも大野氏だと思う、史郎正宗も広大な情報量とか設定を築きあげつつ、断片的にしか読者に見せないイジワルな人だ、だがあの絵は古いよ、そう、古いといえば大野氏の作風は史郎正宗みたいなアニメ絵を確立させた後またあっさり捨てる、いや変化したのだろうあれは、作画が「イズミコ」後半からドンドン荒れてくる、ふでペン割って描いてるんじゃないのかというほどの荒れ具合、あれはある意味グランジではないかと思うが、荒れつつも同時にMACを導入して描いていたり、とにかく、切り捨て具合、変化の度合いがこうなったらもう爽快だった、そういえば永野護が創造した「ファティマ」という設定概念も大野氏の方が早かったような気もする、「ファティマ」って何?自分の分身の巨人の様なもの…かな。まあ、80年代を生き急いでぶっ飛んでいった作家である、この「最終回」を見よ、筆ででっかく「最終回」って描いてある、でアメリカが当時調子こいてた日本にミサイルをぶちこむ怒涛のラスト、「博士の異常な愛情」での「核弾頭にロデオするアメリカ人」みたいな、脳天気と痛烈な批判が混在している、この混在こそが重要である、およそ80年代を駄目にした人たちというものは「脳天気」だけだったのではないか、それは90年代でも同じ、「絶望」売り物にした音楽が若者を啓蒙してたりするもん、「ハッピーでチャーム」をほんとにハッピーでチャームなだけだと思ってる人が実際いたもん、まずいですたい星クン。軽さと批判、愛と怒り、ギャグとシリアス、ポップな絵と荒れた絵、このバランスで90年代も貫いた大野氏、その後押井守と「新宿池袋戦線異常あり」を出して以後、どうなんだろう、あまり見ないけど、現在、大野氏がどのような絵柄で、どのような作風で描いているか非常に興味があります。

 いやー、今回オタク話ばっかでつまんなかったでしょ、ごめんなさい。でもさ、「イズミコ」のラストシーン、あんなにコマ割って、映画みたいで、やっぱいい。(しおみ)


ボツレビュー集


「白鯨伝説」ANIMATION VIDEO
 昨年まで、BS2で放送されていた作品。現時点での出崎統監督の最新作。「あしたのジョー」、「ガンバの冒険」、「家なき子」、「ブラック・ジャック」といった監督作品は全て僕の魂、あこがれ。この白鯨伝説も6話まで見たけど、やはり素晴らしい。監督のフィルムには大仰なテーマは存在しない、ただ、キャラが自分の限られた場所の中で精一杯生きてる姿を映し出すだけ。僕にはそれが美しくて、優しくて、醜くて、でも、どうにもかっこよくて、いつの間にか熱い、厚いものが湧き上がる。繊細でありながらも、時にここまでやるか!というくらいのダイナミックな表現、まるで人生の一瞬を切り取ったかのようなストップ・モーションの美しさ。キャラとキャラがぷつかりあって、生まれていくドラマ。いつも僕はその果てに”映画”を見る。”アニメ映画”ではない木物の”映画”を。確かに見たんだ。(トシ)


LLOVESSONGS/BOBBY CONN TKCB-71707
 風街シカゴから、濃ゆ〜い新キャラ登場!? うぎゃ〜ヤラレタ!と、叫けばずにはいられなくなる馬鹿大爆発!ジムオルーク人脈でたどり着いたアナタも呆れるかな、はっきり言って異常です、発狂ポップ!日々の生活に退屈を感じている人にお薦め(できるのか?)。「ちょっとかたずけなさいよ〜」と注意したくなるメっちゃくちゃな食い散らかし音楽性。「もうイヤ!実家に帰ります!」といいたくもなるくらい主張ありすぎのクド〜いボーカル。ヴァイオリン担当の女性の名前がモニカ・ブーブーってのもイカしてる。…とても褒めている様に思えないかもしれないけど最強!グルーヴィーだしね。いや〜、ホントの「天才」って、「来るな!」って叫んでもやっぱ来ますね。(しおみ)


JIM JIMINEE/WELCOME TO HAWAII  VINYL JAPN/ASKCD91
 僕も2〜3年前はバンドやってて、夢見てて、いつかロックスターになったりして、インタビューなんかで「退屈なラブソングには、もうウンザリさ…」などと戯れ言をほざくのもいいなあ…とか思ってた、馬鹿ですな。夢からさめたら本当に退屈なギターポップばっかりでウンザリ、何聴いてもコーヒーミルククレイジー、いいかげんにしろ!そんなところへヴィニールジャパン様、最後のブツを再発、太っ腹!ラブパレードとかいうイベントで最初にかけたレコードらしいけど、そんな事はどーでもよくて、ちょいソウル入ったギターポップって個人的に大好きなんでこれにはヤラレた、マジ傑作、「タヒチ80」好きはそのままこれ行けます、サックスとか女性コーラスが入っても、ちっとも豪華にならないとこに親しみも感じたりして。(しおみ)


「サバマッチ」ミニコミ&「BOOKそわかさんの事」トピック
 この夏行われた「ギャラリーそわか」さん主催の「ブックそわか」にお邪魔した際入手した冊子です。「ギャラリーそわか」さんでは暗闇の中で、インスタレーションのイスを倒したりして、それが場内に響いてがらっしゃ〜ん「大丈夫ですか〜」などと言われたり、本当にお邪魔だったのですが…日本中のフリペ、ミニコミを集めた中でピッとかかったのがこの「サバマッチ」でした、所謂、東京近郊一千万の(イヤ〜な)シャレオツピープルとはひと味違うぜ!といったデザイン&テキストを確立されています。僕は思わず「チクショー」と退部届けを破り捨て、「家までジョギングだ」イチッニッイチッニッ。それを木の上で見ていたトシ君も「これなんだよな〜」と苦み走った一言。(しおみ)


「ワッツイン・エス休刊」ショック
 ぼくの(多分)つまらない人生の中でエスと共に生きた4年間は確実に輝いて残るだろう、エスはあっけなく終わった、寂しくなるが、しかたないさ、人間が永遠を目ざすのは傲慢だから、そんな事はしなくていい、ぼくはちょっとお酒を飲んで、微笑む事にしよう。あのね、一瞬だけでもいいんだよ、君が誠実に愛せるものがあったら、それだけでいいじゃないかもう、時間なんて言葉なんて関係ない、性別もジャンルも関係ない、誰もが、何もかもが等価値な小さな星の様な光だと考えてみて、もちろんぼくやきみも、それでいい。ぼくをそんな意識にさせてしまった最高の雑誌はもう存在しないけど、目をつぶるといつでも小さな無限の星が見える、ぼくはきみが大好きだよ、だからね、誇りをもって小さく強く輝いて欲しいんだ、群れる事は時として暴力となる、それは愚かな事だからして欲しくないな、そんな事を言いたくなったけど、ぼくは黙っていよう、こうやって誰もがチケットを探してるのだね。(しおみ)

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POP GOES ART! 2000.1月発行 POKET HONEY LABEL.CO


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