POP GOES ART! VOL.5
特集:「音響」音響はPOPである!
レコードに針を落としてみよう!すると「ヒューン」「ビョビョビョ」「ミュイーン」といった奇怪かつまぬけな音が永遠に続く…そんなもの誰が買うんだ!勿論ぼくらが買うのサ!チルアウトは出来ないけれど、決してばくらの心のジャマはしない!何の役にもたたないけども、まぬけで、可愛くて、ついつい、そしてなんとなく、部屋のBGMの座を奪っている、それが「音響系レコード」というものです。ここにあるのは「チコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコチコ(以下省略)」
と音が入っているだけだ。なんですと!
そんなんに2000円も払ったのか俺は。
だけどみなさん、「音響」がPOPだという理由はここにあるのです。マンガを拡大コピーして色つけただけのものが作品になるなら、これだって作品だ。アホらしくて誰もしなかった事をあえて「やる」という事、そこが「POP ART」的だと思える訳です。
さて、これからみなさんも、このまぬけで素離な「音響」の世界へ、少しだけつきあってもらますよ。覚悟していてください。
スリルジョッキージャパンツァー 大坂終電ライブ
会場であるWOHOLは、ホテル街の真ん中にあるはず、
元ヤマツカアイ、現ヤマンタカアイさんじゃないですか!
アロンアルファでくっつけた髪を揺らしてフラフラと、ところで客入れにケミカルプラザーズがかかってて、なんとなく聞いてたら、なんかへんな音が混じってきて、ふと見るとさっきまでそこにいたアイさんが、ステージにいてギャグでズッコケる時の音が出る楽器(?)を演妻していたするとドラマーが出てきて、アイさんはドラムの音をエフェクターでいじくり回して遊び、
音響がヒュンヒュン流れて次のパンドのセッティングだ。花電車でしょうこれは、ギター3台で疾走感のある曲がら、この人違はあれだ、エフェクターがあったらついすべてのツマミをフルにしてしまう性格でしょう。うるさいってものを越えて、拷間とかに近い「音波があ!」
とか言ってたら、後ろの人がプッ倒れた、ついに犠牲者がでたか、俺たちなにやってんだろう?誰もが座り込み、会話も少ない、ああ絶望という名の悲しい恋人よ、ぼくの首に手をまわさないでくれよ。しかし絶望のあとには必ず希望が用意されているものだ。そう
さて、時計を見ると、10時なので新幹線に乗って帰っちゃいました。トータス見たかったけどね、ま、それは続きのトシくんの東京編で楽しんで。
スリルジョッキージャパンツアー 激殺耐久ライブ
新宿、歌舞伎町、しかも金曜日、ポン引きや、サラリーマンをよけて、会場リキッドルームに着いた。しかし開演時間を思いっきり遅れ、9時のはずが10時に中へ入れる事となった。
やれやれとおもいながら中へ入るとCG映像と、怪しい実験アニメがステージに映写されて、大音響でテクノが鳴り、のっけからなんかしんどそうやなと思っていた。
さて20分くらいして、長髪の兄ちゃんがゾロゾロでてきて、電子音がピュイーンと鳴って。兄ちやんゃがウォウォーってお経みたいに吠えて、音響系音響ギターが大炸裂!
そして2回目の幕が開くと、アメリカの地味なあんちゃんが4人、つっ立ってて、オオオオオー!早くも真打ち登場!シ−&ケイクだ!
さっきとはうって変わって会場全体を暖かくしてしまう、客もゾロゾロ戻ってきて、あっという間に満貝だ。みんなコレだけの為にきたんじゃないのかァ?
まずは軽くインストをかまして、3rdと、1・2ndの曲を演る。「ジャッキング・ザ・ポール」なんか曲招介しちゃって(MCはヤる気なさそうな声)思わず拍手が起こる。みんな−っ、分かってるう。
V○のサムさんほ間泰に入るとなぜか背筋延ぱしたまんま、ヒザ曲げて、なんが笑える。リードギターの元カクテルズのア−チャーさんもそんな激しい曲ちゃうのにリアクションはパンクだぞ!それにしてもぺ−ドラのリズム隊がすんげえしっかりして、カッコイイ。さらに僕にとっての名曲「リーオラ」も演ってくれて、ああ幸せ−♪
思わず一人で声上げちゃいましたよ。周りの人すんません。アルバムで聞ける音響的な(ムーグとか)部分は全くなくて、ちよっと残念だったけど、メンバー4人で出来る事をやる。それで充分楽しいからゆるしてしまう。そう楽しい時間はアッという間に終わった。アンコールもインスト一曲だけで、もっと、もっと聞かせて欲しかった。
で、またテクノ、今度はハードコアテクノまで流れて、超しんどい、もう座って感覚をマヒさせる事にした、若けのは踊ってた。それでも、20人くらいかな。
お目当てが終わったせいか、かなりの脱落者が出で、全場はスカスカ、かなり待たして追い打ちをかけるようにして始まったのが「チャイルズビュー」電子音ピューピュー、ノイズ、さらにはハードコア系まで、機械の音ってライブで間くと、こんなにもしんどいのか、と思うくらい。好きな人はいいんだろうけどね、けっこう演って、ラストの曲はヤマタカ・アイさんが出てきてV○というか叫び声を担当、その声にもエフュクターがかかってて、きっつ−。さらに死者が出る。もう踊り場は半分くらいの人数になってしまった。壁という壁は寝る人の為にあるモノと化してしまった。
チャイルズ・ビューの装置が結構大がかりなので、次まで持たされる、今度もテクノ、でもちょっとヒップホップッぽいのもあったけど、もう座ってひたすら侍つ。
さて次は、ど−せ、他のやつと想っていたら「トータス」登場!
イントロはマッケンタイアがコンガをポコポコ、人カハードコアテクノみたいなのを見せて、柊わるとドラムセットに向かい、ドラムの人は木琴(ビプラフォンって言うのかな)へ、ムーグの人はそのままで、ペースが二人、低音をささえる人と、オクタープ高いとこでプイプイいわせる。とにかくスゴイ!見るまではああいう音をライプでどうやるのか全く見当つかんかったが、
その後1stと、日本編集盤からの曲をやって(親切だなァ)2ndの曲を混ぜるという感じで進む。そして「DJED」だ。この曲だけはさすがにイントロの電子音を重ねて始まる。また拍手が起きる、当然だよ。アレンジが少しアルバムと変えてあって、機械の音だけみたいな部分は省略されてる様な気がした。で、そのかわりにビプラフォンをポンポンポンニ人のドラマーが向かい合って叩きまくる。これがめちゃめちやカッコよくて、最後ビシッと決めてくれる。そして静かな曲を演って終わった。
そう「ガメラ」だ!
マッケンタイアはこの時ムーグであの暖問をハズさないようにしてる、ドラムのジョンはズンクッタ、ってあのドラムを叩く、そして見事にプィーンって盛り上げちゃって、ああもう最高。客ほ少なかったし、堂々と寝てた奴もいたけど、彼の体は幸せでいっぱいだったよ、
殺人ライプ終了。午前6時、会場でポロポロになった人々を横目に僕も足をヨタつかせながら、ゴミ収集車とホームレスと朝帰りのお姉ちゃん(ハテイックスのお姉ちや−ん!意味不明)の町と化した、歌舞伎町を歩きながら、ショートホープに火をつけて思った
音響に至る訳、そして、
音響バンドっていってもホント様々なカタチがあって、なかなかひとまとめに出来ないんだけど、ここはひとつ、僕の耳に届いた数々のバンドを、僕の音響にハマッた経緯とともに、バーンと紹介してしまおうと思います。
正直いって、どこまでが音響なのか僕自身あいまいなんだけど、それぞれのバンドの持っている雰囲気を少しでも感じてくれれば、今日から君も撰らの仲間!
POP GOES ART!
事の始まりは、ブーの「ファインド・ジ・アンサー・ウィズイン」のハイラマズミックスだった。これがすんげえ良くて(超名曲だよ!)ハイラマズってスゴイって思って、すぐさま1stの「ギデオンゲイ」を聴いた。これがまた良くって、もう回しまくり!ちょっちヤバめの音楽性を持ちつつも、ストリングス、オルガン、ピアノといったなごみ系の音で攻めまくる。それがジワーと体中をLCLのように満たして、で、ハイラマズからステレオラプヘ僕はいったんです。立体音響研究所の名を持つそのバンドの最新アルバム「エンペラー・トマト・ケチャップ」にプロデューサーとして参加したのが、音響大魔神ジョンマッケンタイアだった。でも正直言うと、アルバムが発表された当時は、ハイラマズに夢中だったので、ストリングスの入った曲とか好きで聴いてて、特に誰のプロデュースとか気にしてなかった。しかし、というか、な−んか回ってんのよ。(案がいこれが、青響系のひとつの体質かもね〉
そして追い打ちをかけるようにジョンマッケンタイアの在籍する二大バンド、そう、トータスとシー・アンド・ケイクの国内盤の登場となり、僕はさらに深みにはまっていった。
夏にあった涼しいジャケのトータスの2nd「ミリオンズ・ナウ・リヴィング・ウィル・ネバーダイ」の内容の良さって何でしょう、もう、何かいいんだよって言うしかないんだ。ホントのところこの文の書き出しもずいぷん苦しい。でもあえて言うと、独特の空気感なんだな。こう風が吹いてて、そよ風だったり、強風だったり、温度も徴抄に変化のある、そんな感じを音でもってさせてくれる。たぶん、ジョンマッケンタイア独特のミキシングの極意に逮いない。僕がとくに大好きなのが、あのドラムの音、
で、そんな空気感を持ちながら、非常にPOPな世界を持ってるのがシー・アンド・ケイク。ささやかなギターワークとなごみ系のメロディにちょっとした音響的味付けが絶妙!3rd「ザ・ビズ」も、そんなステキな音楽でいっぱい。もちろんマッケンタイアのドラムも健在で、これは皆さん大好きになる(ハズ)。歌われる詩もとってもステキで
大魔神の行手を僕はたどってしまう、まずは同じスリルジョッキー・レーベルのバンド、「トランズ・アム」ギターを主体にハードにインストを聞かせる。マッケンタイアのプロデュースなので、あのドラムの音も健在、さらにはチープな電子音とのミックスもグ−。
「OVAL」はジャーマン実験テクノユニット、まさにジャーマン、フツーならこういうことは絶対になんない音、ひたすら深海音(もしくはディラックの海)を鳴らしまくる。
「ROMO」ほOVALとトータスを結ぷ接点みたいなバンド。メンバー構成がユニーク、ドラム、べ−ス、テープ及びサンプルの三人、テープコラ−ジュに生バンドのリズム隊、「今」だなあ。
それから元トータスのバンディ・K‐プラウンが率いる「DIRECTIONS IN MUSIC」というのがあるんですが、これもいいですよ、トータスがちよっとネ、って人にむいてると思う、スッキリした音で、生音オンリーでせめてきて、けっこうなごめる内容。シー・アンド・ケイクの曲をトータスがやってるような、といえば分かるかな?とにかくいいっス。(でもアルバムに曲名いれてよね)
何とSUBPOPには、トータスのもう一人のドラマー、ジョン・へードンの在籍する「5STYLE」、トランズアム同様、ギター中心のインストバンド。しかしやってる事は似てるものの、こっちの方がフヌケ入ってます。何となく気楽な感じがあるんだよな。(ジャケからしてさ)
マッケンタイアはプロデュースだけでなくエシジニアとしても活動してて、音響系バンドに限らず、いろいろやってるんだけど、その中でマタドーラーレーベルの「RUN0N」とTHICKというレーベルの「CALLI0PE」は音響入ってて、けっこういいス。前者はへヴィなギターど実験テクノの両面をあわせもっていてて、女性V○によるPOPな曲もある、フルアルバムが楽しみな感じがする。後者はアルバム発表済みで、トータスとシー・アンド・ケイク両方のフォロワーだと思う。冷たい感触を持ってて、今回すと寒いかも。音楽性は広そうなので、楽しみな健在とは思ってマス。
おかしいついでにマッケンタイア参加の「レッド・クレイオラ」最新アルバムは無理やり音響入れてスゴイ。腐ったビートルズ とも言われたそのPOPさと共に「常識を疑うわね」です。九拾六年になって一気にプレイクし始めた音響バンドたち、まだまだ何があるかもしれないよ、だからみんな逃げちゃダメだ!
MANGA Co−Mix この愛はマッサージ!
が季節ごとにエピソードをわけて、4巻に渡って文庫化!こりやアナタ、事件ですよ!POP GOES ART読者のみならず、もう人類なら買うべき名著!
の最終回、凄いインパクトで.思わず納得。若くて才能のある人を止めることなんて出来ないんだよねえ、モッズ対ロッカーズならぬ、SARU対HANDSのシブヤでの暴動、緊張感と浮遊感の同居する独特作画で
マーガッレットを読みながら大人になって、でも大人になりきれす、でもオリーブ少女にもなれなかった、なんか屈辱的な気分でオリーブを買って、でも、ドウーワチャライクと星占いのぺ一ジは気合いれて読んでしまう、そんな20代のユーの心を優しくマッサージし続けた「ヤングユー」今回、10周午記念で文庫本が出ます。岩館真理子の奇跡の傑作