POP GOES ART! VOL.10
特集:ジュナサンリッチマン
人も集ってくるけど、内容が,小学生から40くらいのオパさんまで、若い人も多い、どうなるんだ?一体。
みんな後ろをちらちら見るので何やろ?おう、ハイロウズの甲本ヒロトだ。ワッツインで共演したいって言ってたが、無理だったのか?マーシーもいてるけど、ジョナサンの前では影が薄い、たいしたさわぎにもならず、開演時間を待つ
ドラムが鳴りは始め、ギターをかかえたジョナサンがスポットをあぴて登場と、
もう会場は興奮のるつぽ!ダンスにみんなで手拍子つけたりして、8時ダヨ全員集合状態だ。
このダンスがまた最高にイカしてる、どうイカしてるかは説明できん!
そしてシビアな曲は情感タップリのジョナサン。何故かラストになるとギターをホカして、両手を広げて、イッちやってる目で歌いあげる(感動)時々ダンスしたりするのて、マイクが声をひろえなくなったりもするが大丈夫!
周りの人も盛り上がつてんなァとふと隣を見るといつの間にかヒロトがいてる,ヒロトも手拍子打って「ロックンロールドラマー」のWoooつて合唱!たのしそう、当り前だよな、こんなにたのしいんだもんな。
そうそうジョナサンって山本正之に少し似てるとな。オレたち貴重なジョナサンリッチマンと山本正之両方のファンだしな。などと思っているとかの名曲「キプ・パリス・ワンモアチャンス」だ!
この曲全然知らなかつたけどマジでいい!しかもワンコーラス聞いただけで、ワンモアチャンス!で一緒に合唱できる。
たびたぴ演るギターインスト(必ず「ギター!」って自分で掛け声かけて)が続くかと思わせながら,さっきやった怪しい日本語に続いてフランス語の登場だ、こっちもかなり怪しいぞ。しかも、ダンスとジエスチャーのオマケつき!そして知らん曲になると
そしてアンコール、この呼ぴ方もスゴイ歓声と拍手!
アンコールは知らない曲ぱっかだったけど、着てたワイシャツが変わって(お色直しか?)ウケてたし、最後の一曲の前、暗転して終わるのかと思わせて、パッとジョナサンに当たると、ジョナサン
「またあとで会いましよう」って言って去ったので、2度目のアンコールはみんなで呼んだんだけどね、「JOJO一!」とか「ジョナサーン」とかして(ヒロトもステージ真下ぐらいに行って呼んでた)
結局それで終わり。でも約2時間。永逮の吟遊持人と言うよりはロック芸人みたいで、楽しすぎて、とんでもないものを見たような気もして、でもやっばり大好き。そう、
客層は、「ルナ」とか「NRBQ」のTシャツ着てる「通」な兄ちゃんから、APC系の女の子まで、見事にパラバラ、人気ぷりがまた二クイ。
開演時間ピッタリに「ああ!ジョナサンや!」の声あり、ジョナサン店の入り口からヒョッコリ現われる。「ジョナサーン!」と会場からラプコールが飛ぶ、飛ぶ。
さてステージにはドラムセットとアンプが1つだけ、このツアーはジョナサンとドラマーの二人旅、アンプはフィードバックしないように後ろ向きにしてます。マイクスタンドの横には
ジョナサンはギターかついで
「ええぞー!」
「かっこいい!」
凄い事になってます。そしてライブスタート。ギターを弾いてるのは最初の4小節くらいで、すぐ感極まってギターをとっぱらって、
この人の歌いかたがまた凄い、眉毛は常に8時20分の時計の針みたいになって、それで目、ぼくはこんな凄い目を見たのは生まれて初めてだ。
悲しみと痛み、優しさと情念がないまぜになって鋭く突き刺さってくる様な視線
ライブ中二回ほどジョナサンと目があったけど、怖かったもの、心の中を直に覗かれてる様な気がして。
でもその視線は僕なんかより遥か遠く、見えない何かに向かって真っ直ぐに届いている。
現に会場ではサラリーマンがトラボルタダンスを初め、APCギャルは両手を胸の前に組んで「ジョナサン…ラブ」って感じだ。
やっぱそうだよ、女の子の前で歌うってのがポップミュージックの基本なんだ。ポリスヴィアンも言ってた、この世に必要なのは二つだけ、かわいい女の子とポップミユージック(彼の場合ジャズだけど)だけだ。他のものは捨ててしまえ。
その通りだ.ぼくはかわいい女の子のほうは無理みたいなんで,こうしてポップミュージックに倒錯してる訳なのだ。
おやおや(山川アナウンサーの口調)ジョナサン演奏を突然止めて「フレンチスタイル」と言って、フランス語で歌い始める、ギターもフランスっぽい
「フレンチスタイルはファジーでブラー」
とか適当な事を歌っている。今度はイタリア語に挑戦、かと思えばスペイン語と、
次から次へと彼の繰り出す芸にいちいち驚いていたら、あっという間に時間がたってしまった。
8時過ぎ、ジョナサン「サヨナラ」といってライプを終了しようとする。
「エエー!」「やだー!」「ジョナサン、モアモア!」と観客。
ジョナサン強引にステージを降りようとするが、客が止めているのだ!
こうしてジョナサン客の一人一人と握手しながらファンダンゴの階段を登って楽屋へ。
しかしアンコールの拍手は鳴りやまない、すでに客電ついて、音楽鳴ってるのに誰も帰ろうとしない。みんな階段を凝視している。
5分経過、なんと入り口からジョナサン帰還!会場、想像を超えた盛り上がりをみせる。
ニクイね、
そして今度こそ本当にフィナーレ、凄い拍手、みんなジョナサンが好きなんだな本当に!
人波かきわけて「これ!」と言ってカズー(楽器ね)渡す人もいた。
外は雨が降っているというのに今度はジョナサンサイン会に早変わり、駐車場のおっさんが「車やぞコラ!」って怖かったけど、
一体ジョナサンリッチマンとは何なのか?
例えば最近よく聴いている「ジャクソン5」にしろ同じなのだが、凍ったナイフ胸を刺される様な歌から、お花畑でウーパッパな世界が繋がっている。
でも考えてみると人間ってそんなもんなんだよ。汚いところもきれてなとこもちゃんと内包し,歌い上げる、彼の能力とはそれなんだ。
言棄とリズム、それがあれば人は生きていけると思う。
「思いっきり恋をしたいなあ」
そんな事を考えながら僕は彼の歌を聴いていた。
優しい暴走ジョナサンリッチマン、だれも止められないよね、止めちゃいけないしね、絶望と希望がせめぎあってぼくらの背中を押すのさ。だからジョナサンを見ているとぼくらも走らなきゃならないんだ、楽しいに決まってるじゃない。
僕なんか失業中で人生サエないけど、なんか、

HISTORY OF JONATHN RICHMAN
今のところ最近の作品は比較的手に入りやすいのですが、天然ボケポップ全開のビザークレー時代の作品は入手因難、
あこがれのジョンケイルがプロデュースした1stアルパムはなんとオクラ入り,ガッカリ。
この時は、ジョナサンつぷやきポーカルにサイケなオルガン、ミョ一にタイトなリズム隊、といった感じでした、まだ。
で,レコード会社を変え、メンバーも変えて、
ポストパンクを先取りした、無意識、天然ポケポップとも言える凄い世界。
ジョナサンがいなかったらぼくらの人生も、世界もちょっとつまんないものになっていたかも知れないですね。
ジョナサンって楳図かずおに似てませんか?顔じゃなく生き方とか姿勢とかが、冬野さほのマンガ読んでても、ジョナサンだなあと思う。Kレーベルのマークみてても、あっジョナサンって、そう、ジョナサンはどこにでもいるんだね、きっとぼくらの心の中にも。(まとめてはるわ……)
後ろではパン屋のおじさんも踊ってるよ、アパートのおばさんも誰かに恋してるよ、楽しそう!
なまぬるい夜の風を切ってぽくらは興奮し、そして傷つく、もう惚れた、ここで惚れました。
全否定に裏打ちされた全肯定、ダウナーな高揚、静かな興奮、不器用で優しい人達のさえない日常、夜の都市の空気、街を歩く君の足音ですらく愛しくなってしまうよ。
なんでもかんでも、金と権力使って押し切ってだいなしにしてしまう国の中で、こんな毎日水あげないと枯れてしまう花のような作品を産み出せたのが凄い、しかも、その花は水なんかあげなくても枯れない、決して枯れない強さをもっている。
そんな映像作家、ハルハートリー。なんか感動した、というより、連絡のとれなくなっていた昔の友人に再会したような感じ。
「変わってないねえ」
「最近うまくいってる?」
「今度こそうまくいくと思ったんだけどね、彼女出ていっちやった。」とか言いつつメガネを服の裾で拭いている。そんな様子が目に浮かぷ(失礼)
ハルハートリー,好きになってしまうどうしよう、どうしよう。