* 岡山市子ども読書活動推進計画を考えるつどい6 *
子どもと本との出会いを市民みんなで応援しましょう
〜2009年5月10日(日)開催されました〜

104人の顔と声が集いました!
 みんなでつくってきたから、みんなで学んですすめたいものです!
 会場の京山公民館は、熱気あふれるつどいとなりました。市民、学校司書、市立図書館館長、公共図書館司書、教育委員会職員、校長、県議、市議、研究者、学生など、多彩な顔ぶれで、3月に策定された「岡山市子ども読書活動推進計画」について学びました。
 まず、池田教育次長から「推進計画」のお披露目と「市民みんなで実施したい」と挨拶がありました。「推進計画」は、策定段階でパブリックコメントや市民フォーラムなどが設定され市民・行政が力を出し合い、議会でも活発な論議が交わされて誕生しました。ともにつくってきた計画を「みんなで進めたい」との挨拶に、参加者は共感しました。

「推進計画」は子どもの読書環境を充実できる内容になっています! 課題もありますが…
 主催者の岡山市子ども読書活動推進の会から「推進計画」の成果と課題が報告されました。
 「推進計画」は子どもの読書環境の充実が目的だから、「本」を子どもの身近におくことや、子どもと本を結びつける「人」の配置、「場」の設置が要となります。「推進計画」では、岡山市の現状を少なくとも後退させないような記述になっています(図書費の充実・学校司書の継続配置、司書教諭の発令などが明記されています)。ただし、公共図書館分野の司書の配置と中区図書館建設の記述がないことや計画実施の具体策が弱いことが課題といえます。課題も、市民・行政の協働で乗り越えていきたいものです。

講師・広瀬恒子さん(親子読書地域文庫全国連絡会代表)が岡山市の「推進計画」を評価されました!
  広瀬さんが「子どもの読書活動で大切にしたいこと」と題して講演されました。「推進計画」を市民・行政の力で策定したこと、子どもの読書の多様性の尊重と、読書量を追求するのでなく子どもにとっての大切な一冊との出会いを重要視した内容を評価され、岡山の取組を全国に発信したいと言われました。
 今の子どもたちは他者の視点に立って共感することや親密な関係をつくる力が不足していると指摘され、自分自身を問い直し、他者への視点を持つことができるのが物語の世界であること、子どもは不思議なできごとを信じることができ、そのことで心の発達を遂げていくことを話されました。そして、大人が子どもから学ぶ姿勢の大切さを訴えられました。
 また、読書活動推進の担い手が継続的に取り組める雇用条件の重要性も語られました。最近の子どもの本の出版動向や読書の自由についても鋭い切り口で延べられましたが、ところどころに絵本の読み聞かせを織り交ぜられたので、とてもわかりやすく、ほのぼのとした気分になる講演でした。

学校図書館・市立図書館への思いを子ども、保護者が語って…ネットワークが広がりました!
 フリートークでは、元中学生の学校図書館を使って育ったというメッセージが飛び出したり、学校司書や公共図書館司書の「推進計画」の実施にむけた発言が続いたり、保護者の中区図書館建設への願いが語られたり、この動きを逆行させる「包括外部監査報告」の理不尽さが訴えられたり…。岡山市の読書環境の現在が、時間いっぱいの発言で明らかになりました。
 6回目のつどいで、ネットワークは確実に広がっています。子どもの読書が大切にされる街は、大人の心も潤う街になるはずです。今までの成果を広げて、子どもたちと本との出会いを応援できるように、岡山市らしくみんなですすめていきたいものです。
 「推進計画」は市立図書館のホームページで公開されています。ご一読ください。